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ドローンについて

原田芳一 自己紹介へ
2018/02/13(火) 社長の備忘録

原田芳一です。


先日、調査に伺った先のお客様から、

「おたくではドローンは使わないの?」

と聞かれました。


ドローン、便利ですよね。

自力では上ってゆけないような場所にも簡単にアクセスできます。

実際、ドローンによる空撮を何度か見たことがあるのですが、機体がとても安定していて、映像もきわめてクリアーでした。


…ただ、です。

実際に上ってみるのとでは、得られる情報の量に決定的な違いがあります。




この写真の小屋根のように、小屋裏(屋根裏)へ光がさすように屋根の上に設けた窓・および屋根のことをドーマと言いますが、その側面、矢印の部分のサイディングに不具合がおきていました。




このように、サイディングの基材からはがれていました。


この状況を発見することだけならドローンでもできるでしょう。

でも、建物調査の目的は、不具合を見つけることだけでは片手落ちです。

その原因を導き出すことまでが必要になるのです。




差し金(直角定規)を突っ込んで、雨押さえ板金の立ち上がりとサイディングとの間に適切なすき間が空いているかを確認しています。

こういったことは、ドローンではできません。


私は、建物を調べる際には、見るだけではなく、音を聞き分けたり、においをかいでみたり、触ってみたりして判断しています。

五感をフル活用することで、さまざまな不具合を見つけ出し、適切な対策を講ずることができます。

かたや、ドローンで得られる情報は、あくまで視覚によるもののみです。

人間が上ってゆくことに比べ、決定的な差があります。

ですから、私としては、自分がどうやっても上ってゆけないところ以外、ドローンの必要性を感じないのです。


最後に、付け加えるなら、屋根の不具合は、下から見ただけではほとんどわかりません。

最近、「屋根がはがれている」などと言ってくる飛び込み営業が多いようですが、20年建物調査を行っている私の経験から申し上げると、屋根に上らないでそんなことを判断するのは無理です。

また、逆に、屋根を調査せずに屋根塗装の見積を出すのも、私の感覚ではありえません。

塗装する目的が、建物の維持延命を図ることであるのなら、調査をせずに工事を行うことなど考えられないからです。

人の体に置き換えればわかりますが、検査をせずに手術を行うことがありえないのと一緒なのです。






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