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とんとん葺き

原田芳一 自己紹介へ
2018/08/07(火) 社長の備忘録

原田芳一です。

おかげさまで、ここ数か月はたいへん忙しく、休みを取れないような状況で、ブログもご無沙汰しておりました。

謝ることなのかは別として(笑)、申し訳ございません。

 

さて、先日屋根の調査にお伺いした際のこと。

瓦をめくってみると、中から木の薄皮のようなものがでてきました。

 

拡大すると、こんな感じです。

 

これはごく薄い杉板などを張り付けて防水シートのような役割をもたせているもので、俗に「とんとん」と呼ばれています。

現在の屋根工事で下葺きとして使用されている『アスファルトルーフィングシート』等は、完全な防水シートであり、透湿性はまったく期待できません。

かたや、こういった板張りでは、当然ながらすき間だらけの仕上がりになりますので、湿気を逃がす効果は絶大です。

でも、すき間があるということは、雨水も浸入してしまいます。

そこで、こういった下葺きを使用するための条件ですが、大きく2つ考えられます。

ひとつは、画像のように平滑ではない瓦が葺かれること。

なぜなら、とんとんの上に化粧スレート瓦や金属瓦など、平滑なものを葺くと、すき間がなくなるため、入り込んだ雨水が下方へと排出されづらくなるからです。

もうひとつは、一定以上の勾配があること。

とんとんはすき間が多く、また、木材であるため、その場に水があり続けるとしみこんでしまうからです。

要するに、とんとんの透湿性に意味をもたせるためには、急こう配の屋根フォルムの上に、日本瓦を乗せるという、ごく伝統的な工法となるのです。

 

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